百合小説『アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー』感想とおすすめポイント

SF

『アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー』基本情報

  • 編集者:SFマガジン編集部
  • 出版社:早川書房(ハヤカワ文庫JA)
  • 巻数:全1巻
  • 属性:SF・アンソロジー

ネタバレしない紹介&感想

『アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー』は、タイトルの通り百合SF小説のアンソロジー。

短編百合SF小説が9編収録されている、色とりどりの小説を束ねた花束のような一冊です。

「まずは色々な作家さんの作品を読んでみたい!」という初心者さんにも「自分にとって新しい作家さんを開拓したい!」という上級者さんにもおすすめですよ。

9編の中でわたしに特に刺さったのは、伴名練(はんな・れん)先生の「彼岸花」という作品です。

「彼岸花」は、唯一の人間の生き残りの少女が、「死妖」と呼ばれる吸血鬼のような者たちの学園で過ごすお話。耽美的かつ妖しげな雰囲気が大変素敵でした。文体もとても美しく、甘美な文章に触れたい方にもおすすめです。

アンソロジーに参加されている作家さん(敬称略)

  • 宮澤伊織
  • 森田季節
  • 今井哲也
  • 草野原々
  • 伴名練
  • 南木義隆
  • 櫻木みわ×麦原遼
  • 陸秋槎(稲村文吾訳)
  • 小川一水

こんな方におすすめ!

『アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー』はこんな方におすすめ!

  • 色々な作家さんの小説が読んでみたい方
  • 百合×SFが最近気になっている方
  • 短編百合小説を探している方

どこで読める?

  • 文庫本
  • Kindle等電子書籍

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