百合小説『儚い羊たちの祝宴』感想とおすすめポイント

ミステリ

『儚い羊たちの祝宴』基本情報

  • 作者:米澤穂信
  • 出版社:新潮社(新潮文庫)
  • 巻数:全1巻
  • 属性:短編集・ミステリ

ネタバレしない感想&紹介

『儚い羊たちの祝宴』は、やんごとなき家柄の女の子たちが集う大学の読書サークル「バベルの会」に関係する5つの物語が収録されている短編集です。

「暗黒ミステリ」と呼ばれているだけあって、全体的にどこかほの暗い雰囲気があり、後味が良いとは言えませんが、珠玉の作品がぎゅっと詰まっています。

百合要素があるのは「身内に不幸がありまして」と「玉野五十鈴の誉れ」の2作品。どちらも名家のお嬢様とそのお世話係の少女の物語で、主従関係がすきな方に特におすすめです。

「身内に不幸がありまして」の中に個人的にすきな一文があるので、最後にご紹介します。

『床を異にして同じ夢を見るつもり?』

こんな方におすすめ!

『儚い羊たちの祝宴』はこんな方におすすめ!

  • ミステリがすきな方
  • ほの暗い雰囲気の作品がすきな方
  • 短編百合小説を探している方

どこで読める?

  • 単行本・文庫本
  • Kindle等電子書籍

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