百合小説『乙女の港』感想とおすすめポイント

乙女の港 お嬢様

『乙女の港』基本情報

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  • 作者:川端康成
  • 出版社:実業之日本社(実業之日本社文庫)
  • 巻数:全1巻(完結済み)
  • 属性:お嬢様・女子校・学園・三角関係

ネタバレしない感想&紹介

『乙女の港』は昭和10年代に少女雑誌『少女の友』で連載されていた少女小説です。

横浜のミッションスクールを舞台にした物語で、下級生の可愛らしい女学生が、上級生のお姉さま2人に取り合われるという、女学生の三角関係が描かれています。

ちなみに女学校の上級生と下級生の間で結ばれる特別な関係は「エス」と呼ばれていました。「エス」というのは「sister」の略で、エスの関係になったふたりは、お手紙を交換したりハンカチに秘密の刺繍を入れたり……それこそ姉妹のように、あるいは本当の姉妹以上に親しい関係を築いていました。

なお『乙女の港』は実際には川端康成だけの手による小説ではなく、かつて横浜のミッションスクール似通っていた中里恒子が書いたものに川端康成が手を加えたものだそうです。

こんな方におすすめ!

『乙女の港』はこんな方におすすめ!

  1. 少女文化に興味関心がある方
  2. 古き良き時代の百合小説が読みたい方
  3. 「三角関係百合」にピンときた方

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