百合小説『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet』感想とおすすめポイント

しんどい

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet』基本情報

  • 作者:桜庭一樹
  • 出版社: KADOKAWA(角川文庫)
  • 巻数:全1巻
  • 属性:しんどい・学園・ミステリ

ネタバレしない感想&紹介

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet』は自称・人魚の転校生の女の子と、はやく大人になりたいと思っている女の子が出会うことによって物語がスタートする、百合ミステリ作品です。

10代の頃のどうしようもない閉塞感がしっかりと描かれており、ヒリヒリとした実感を伴って、それこそ弾丸のように読み手の心を打ちぬいてきます。

また冒頭で物語の着地点があらかじめ明確にされているところも、この小説の特徴です。ラストをぼんやり知っている状態で読み進めていくので、次第につらくなってきますが、読後感は決して悪いものではありません。

しんどさも含めてきらきら輝くような魅力ある作品です。

こんな方におすすめ!

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet』はこんな方におすすめ!

  1. 百合×ミステリが最近気になっている方
  2. 10代の頃の閉塞感が描かれている小説がすきな方
  3. しんどい百合作品が読んでみたい方

どこで読める?

  • 文庫本
  • kindleなど電子書籍
  • Audible

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